nvonvonの生活豆知識

ダイエット 健康 トレーニング

孫と祖母

新年、明けましておめでとうございます㊗️

 

正月休みの方はゆっくりと過ごされていますか?また、お仕事の方はお疲れ様でした。少し体を休めて下さいね。

さて、本日は元旦ということで挨拶まわりに行きました。独居で暮らす祖母は、足が弱り、自宅内を歩行器で移動します。私が来るなり、何か食べ物をだしてきます。お腹がいっぱいと伝えても、お菓子を出してくれようとする祖母の背が年を重ねるごとに曲がっているように感じます。筋トレ、歩く為の歩行補助具、滑らない靴下、生活導線の設定といった作業療法士として働いてきた知識や経験が何故か祖母には上手く伝えられないですし、伝えても「もうじき死ぬから」と笑って答えられます。ヘルパーの日誌には、「少し足が腫れている、転けそうになった・・」と書かれていました。それでも、帰り際に「転けないようにね」と伝えることしかできません。稚拙な足取りで、車が見えなくなるまで見送ります。

多分、私は祖母の前では作業療法士という医療従事者にはなれず、また祖母も私の前では患者になれないのでしょう。専門知識・技術を持っていても、例え住みやすい生活環境を整えることができたとしても、祖母から見た私は、いつもお腹が減っている孫と思っているんだろうなと。それが祖母の意地のようにも思えます。

家族に対するリハビリ・介護は知識や技術といった類いが通用しないのではないか。そこには、家族ならではの【意地】がぶつかりあうのではないか。人生経験・臨床年数が足りない私は祖母の強さに救われています。

本日も取り留めのない話を。最後まで読んでいただきありがとうございました😊